幕の内弁当いらね

そんな品揃え豊富な外資系CDショップの陳列棚を眺めていていつも突っ込みたくなる場面があります
12、3年前くらいでしょうか。あるオムニバスアルバムが異常に増殖しはじめました。ひとつのテーマに沿って様々な歌手の曲を集めて発表したコンピレーションアルバムです。時にはレコード会社の壁を乗り越えてまで製作されるんですね。これらは大ヒットしましたし業界的には大成功だったようです
しかーし、最近大きなお世話なネーミングが増えてきたと思いませんか?
「失恋したときに聴きたいフュージョン」とか「寝る前に聴きたいJポップ」とか「昼下がりのサルサ」、「恋をしたときの処方箋」。私が今適当に考えたアルバム名ですのでこれらが存在するかどうかは知りませんが、こんな感じのアルバム名がずらずら〜って並んでますw
感情や状況によって聴きたい音楽なんて人それぞれですよね。失恋したときに演歌を聴きたい人もいれば、寝る前にプログレッシブ・ロックを聴きたい人、昼下がりはやっぱハロプロで決まりwという人もいるでしょう?大きなお世話というか趣向の押し売りですよ。需要があるから供給されるわけですけど私は納得できません。自分の嗜好に合う曲と邂逅する瞬間が楽しいんでしょう?別れ話をきり出された喫茶店で流れていた曲だから想い出に残っていくものでしょう?土足で心の中に踏み込んで来るこれらのアルバムがどうしても許せません。勝手に曲をチョイスされて「なるほどねぇ〜、それだったらこれを聴いとけば大丈夫だから」って言われてるようで「うっせー、ボケ」とか思っちゃいますw
迷ったときに幕の内弁当を選んでしまう気持ちが私にはわかりません。絶対に唐揚げ弁当にしてください。あっ!私も押し売りでしたねスミマセン