スーパーテレビ

思ったよりも内容が薄かったです。もう少し彼女の波乱の人生が浮き彫りにされる番組構成を期待していました。コンサートの舞台裏やラストの屋台シーンなどはファンにとってはたまらない絵だったと思いますが彼女の内面をいまいち描写しきれなかったような気がします。人気者であるがゆえに陥る葛藤や孤独感、嫉妬、不信感そういったカリスマと呼ばれた彼女だからこそ体感できた複雑な人生観みたいなものにもう少し突っ込んで取材してほしかったと思います。当然事務所から待ったがかかったでしょうし、ファンには届けてはいけない「浜崎あゆみ」の闇の部分も彼女自身わかっているでしょう。しかし、そこを敢えてオープンにすることができれば彼女はまだまだ戦えるアーティストだと私は思っているからです。今回の放送で新人時代の苦労とかも織り交ぜながらもっと内面をえぐるような出来であったならば、今以上に好感度を上げるチャンスだったのになぁと残念でなりません。そうすれば今後の彼女の作品ももっといろんな人に違う角度から聴いてもらえる機会が増えたんではないかな