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私は邦画好きってわけではありませんが以前から憧れていた監督がいました。大林宣彦監督です。今現在も第一線で活躍されていますが私がすぐに頭に思い浮かべる作品はやはり通称『尾道三部作』と呼ばれる『転校生』、『時をかける少女』、『さびしんぼう』さらに1991年に大ヒットした『ふたり』などです。特に筒井康隆原作 、原田知世主演の『時をかける少女』は薬師丸ひろ子主演の『探偵物語』と同時上映だったと思いますが、当時小学生だった私は映画館まで観に行った記憶があり後に原作も読み漁ったほど大好きな映画です。角川青春映画の全盛期ですね
何がそんなに素晴らしかったのかと考えてみると映像から滲み出てくるアナログな日本の風景と誰もが心のどこかにかかえているノスタルジアを想い起こさせてくれることでしょうか。当時の私がまさかそんな感想を持ったわけではないですが、子供ながらにこの映画が大好きになりパンフレットを買って部屋でずっと眺めていました。たしかパンフレットの写真を切り抜いて下敷きにはさんで毎日学校に持って行っていた記憶もありますwうわ、その頃からミーハー魂炸裂w
さらに主演の原田知世さんのファンになりそしていつしか舞台であった尾道という街に興味を持っていました
やがて学生になってその夢が叶いました。マイカーを購入した私はすぐにロケ地巡りを敢行。尾道市は坂が多い街として以前から有名ですが『尾道三部作』の影響で映画の街としても全国的にその名を知られています。ロケ地のポイントには当時の撮影風景写真とともにちょっとした看板が街のあちこちに点在していた記憶があります。私も映画を思い出しながらロケ地で記念撮影したり、大林監督がよく立ち寄ったといわれる喫茶店に入り、コーヒーなどを飲みながらご満悦でした。(監督は尾道市出身)
そんな大林映画の功績はそれだけではありません。どちらかというと新人と言っていい当時のアイドルが主演だったわけですが彼がひとたびメガホンを握ればその新しい原石を美しい宝石へと変身させてしまうんですね。何気ないカット、何気ないしぐさ、何気ない表情にもかかわらず監督が愛した尾道という舞台で、一人のアイドルがいつのまにかすごい存在感で私達の前に登場するわけですよ。ただのアイドル映画とは決して呼んではいけない作品が完成するのです。彼の頭の中でイメージする風景に登場してほしい美少女を執拗に追い求めた結果、あのような素晴らしい作品に仕上がったんじゃないかなって思います。そこが美少女を撮ることにかけては業界屈指の監督だと私が思っている理由です

で、現在のアイドル映画の第一人者と呼ばれていたに違いない人が醜態を晒してしまいました
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-040416-0017.html
この人はなにしてるんですか?彼自身趣味と実益をかねた素晴らしい職業についていたつもりだったんでしょうか。安倍さんの卒業メモリアルDVDも彼が関わってるらしく、現時点で発売中止になるか延期になるかは定かではありませんが悲しい現実ですね。いくら才能があっても自制心に勝てなかったわけですか。この業界にかかわる人間はこんなやつしかいないって世間に思われるのが悔しいですね

それとあまり関係ありませんが例の植草被告って前科があったらしいですね。もうどいつもこいつも変態だらけwそれでも各テレビ局が今まで平気で彼を使っていたのが信じられません。評論家業界って売り手市場なんでしょうか?前科歴を知っていて使っていたのであれば問題だろうし、その行為が世間に明るみにでず隠蔽されて、テレビ局も知る手段がないのならさらに問題な気がしますが