浪漫〜Ｍｙ dear boy〜

確かに奏者が豪華だからって完成度が高くなるわけではないですが担当者のトラックダウン時の気合の入り方とかは微妙に違ってくると思います。娘。はもちろんのことアレンジャー兼ギター担当の鈴木俊介さんにしても非常に高いモチベーションで今回の新曲に臨まれたことが伝わってきます。娘。も新曲紹介のときにそういったディテールにも少しは触れて欲しいですよね。「元気が出る」とか「カッコイイ」という感想はそろそろ卒業してほしいなと。素直な感想で間違ってはいないんですが国民的アイドルグループというカテゴリーから一歩踏み出してもいいと思います。すでに売れ線アイドルという冠も返上しなければいけない段階まできているのも事実ですしダメ元で悪あがきしましょう。クレジットみれば飯田さんあたりだったら今回の奏者が無駄に豪華だって感じてると思うんですけれどもねｗ
一番耳に響いてきたのはＫＯＮＴＡさんのソプラノサックスでした。日頃つまんないＣＤばっかり聴いてるだろって突っ込まれそうですが間奏で聴こえてくるサックスは鳥肌もんでした。私からすれば懐かしさとともに娘。の曲なのに彼が演奏している姿が目に浮かぶ違和感。中学時代の友達に15年ぶりくらいにばったり再会した感じでしょうか。それも地元でない異郷の地で。それとなんといっても私にとっては土橋さんですね、元ＲＥＢＥＣＣＡのリズムマシーンですよ。私事ですがＣＤアルバムは全部持ってますし、なんと未開封のＬＰまでコレクションしています。コンサのパンフとかも。
そんな神様の演奏を前に娘。たちが踊っているんですから私としては絶賛しないわけにはいきません。自分で自分を脅迫しているみたいだｗ
そういうわけでInstrumentalばかりリピートしてるのは秘密ですが、いつものように賛否両論があるみたいですね。私もですが『しゃぼん玉』を気に入ってた人にはだいたい受け入れられてるような感じがします。逆に『愛あらばＩｔ’all light』が好きな人にとってはいまいちかもしれません。安倍さんが卒業していなければこの曲は披露されなかったような気もします。『奇跡の香りダンス』→『友情〜心のブスにはならねぇ！〜』→『ファイティングポーズはダテじゃない！』この流れの中で必然的に『浪漫〜Ｍｙ dear boy』が存在してるんじゃないかなって思うんです。『奇跡の香りダンス』はもっと売れても良かった曲なんですがハロプロの壁をしっかり認識しながらもタイトなポップ路線を基本に置こうとしているようにみえます。私の願望ですが目標到達地点は石野卓球さんをアレンジャーに迎えて欲しいｗ
c/wも何故か癖になる感じの曲です。８０年代アイドル王道ソングを意識したような艶っぽいギター音が気持ちよいです。まさにベストカップリング
思わずシングルＶも衝動買いしてしまいました。これまた批判もあるようですがいい感じだと思います。娘。がかっこよく映っていればなんでもいいんですよ。なげやりとかではなく、そこはやはりアイドルなんですから彼女らの許されてしまうところでしょうね。ハロプロという足枷がマイナス部分とすれば営業的にはプラスの部分ですよ。欲を言えばもう少しストーリー性もほしかったですけれど（会議している外人さんを叩きのめすとかｗ）メイキングでは奇跡のシーンが見れましたので満足です
さてイベントどうしようか