ナッチ

campariorange2004-11-29

ここ数日【安倍なつみ】にキーワードリンクされているはてなダイアリー安倍なつみさんの応援サイトなどを訪問していました。理由はもちろんヤンタン作詞選手権に端を発する盗作疑惑に対する界隈の反応を確認したかったからです。ただ今回の件はこれまでの事務所の裁量による改編とか卒業などとはまったく性質が異なるものであり、どのブログやサイトも目の前の現実にどう自分を納得させれば良いのか戸惑っている状態ではないでしょうか
現段階ではあくまで「ネット上の噂」であり、このまま終息して行く可能性のほうが大きいですし私も含めた多くのファンもそれを願っていると思います。もちろん私達には無縁の水面下で当事者同士の決着を事務所が画策しすべての問題は解決している可能性もあります
実際に安倍なつみさんのエッセイを読んだわけでもなく、悪意ある盗作まとめサイトを拝見したという安易な情報だけで申し訳ないのですが今日の段階において引用元に承諾が得ていないならば結果的に著作権法違反というレッテルを貼られても致し方ない行為をしてしまったという仮定のもとに1人のファンとして感想を書きたいと思います
問題を整理して言及するのが筋なのですがたとえば彼女の創作活動にゴーストライターが関わっているか否かとか、彼女のブレーンが彼女に促したアドバイスが的確でなく、結果的に参考にすべき詩がいつのまにか悪意のない模写へと変貌してしまった?こういった発信者にしかわからない問題が山積していますのでこっちがどれだけ妄想したところでこの問題の全容を見渡すことは私達には永遠に不可能でしょう。だからと言ってファンという性質上すべてをスルーすべき問題でもないと思います
ネガティブ理論を炸裂させます。安倍なつみさん並びに安倍さんのファンの方に失礼を承知で書きますが安倍なつみさんという人間の本性が垣間見えた瞬間という捉え方もできるかと思います。当然この場合は安倍なつみさんの問題だけにとどまらず、ハロプロさらにアップフロントという企業の性質までも疑わざるを得ないことになると思います。どの仕事においてもそうですがやっつけ仕事というのは顧客には認めてもらえません。「丁寧かつスピーディに」一見矛盾しているように思えますがこれが仕事の本質だと私は思っています。手を抜くところは抜いて時間を費やすところは費やす。経験を積んでいけば自然に能率は上がっていきますがどれだけ技術が研ぎ澄まされても一生懸命に集中し、顧客が「自分の為にやってくれた」と思わせる演出も必要なわけです
特にアイドル稼業という人気が命の商売においては「ファンに愛を届ける。最高のパフォーマンスを披露する」と言った課題のもとに消費者をもっとも満足させることができる人が最高の人気を獲得し最高の収入を得ることができるんですよね。安倍なつみさんという人は確かにその道の頂点を極めた人です。地道に苦難を乗り越えて晴れて卒業、ソロデビューこんな素晴らしいストーリーを用意され一生懸命「安倍なつみ」を演じてきた彼女。そこにはアイドルとしてではなく1人の人間として多くの熱心なファンが彼女を応援しています。ハロープロジェクトが解散して彼女達が芸能界が引退しても最後まで応援サイトを更新し続けるのはやはり安倍なつみさんのファンだと思います。その彼女が今回の問題の当事者として晒されてしまう可能性があるところがもっとも危惧するところです
私を含め多くのファンが直接彼女と会って話したわけでもないのに勝手な思い込みで彼女の理想像を作り上げているはずです。彼女にとってみれば迷惑極まりない空間なのかもしれません。そんな安倍なつみさんにはアイドルとしての新たな付加価値を植えつけることが長期的戦略にあったのかもしれません。その証拠として彼女にエッセイを出版させるとかローカルラジオと言えども作詞を発表させるとか「安倍なつみ」という人間の魅力を引き出すことに事務所が本腰を入れていたことも事実です
私が何故モーニング娘。並びにハロープロジェクトに興味を持てるのかと言いますと「やらされている感」なんです。他のアイドルや多くの芸能人、あるいはすべてをセルフプロデュースするアーティストなども実は「やらされている」のですが特にハロプロは「やらされている感」を前面に押し出した戦略が功を奏して今の地位を築いたと思っているんです。加入、卒業、ユニット、ソロ活動、または今回のH.P.オールスターズのような全員集合と事務所の匙加減一つでいいように踊らされる彼女達を観ていると楽しくて仕方ありません。将棋の駒のように事務所に弄ばれる彼女達。いつだったでしょうか、ハロモニ辻ちゃん加護ちゃんの指令の下、碁盤の目に書かれた競技種目でお互いの駒(娘。メンバー)が対戦し合うゲームがあったと思います。あの企画が最高に面白かったのを覚えています。まさにハロプロの縮図が目の前で展開されているような気持ちになりました。もう少し競技内容を吟味すれば(例えばカラオケ採点機で歌唱力とか、動体視力とか、柔軟性とか)もっと面白い企画になったのではないでしょうか。辻ちゃん加護ちゃんから見たメンバーの評価が露骨に表れそうでNGかもしれませんがw
どのメンバーも長所短所があり、その組み合わせによって最強ユニットだとか実はソロ活動が一番彼女に合ってるとか、そういった戦争シュミレーションゲームにおける戦略的な楽しさをも実装したのがハロプロだと思っているのです。そういった事務所に支配され、都合のいいように局面によって動かされ続ける状況の中で必死に歌ったり踊ったりする彼女達を応援することに私は価値を見出しているから飽きずにいられるのかなと思っています
話題が反れてしまいましたが、そんな中で事務所は安倍さんに意思を持たせようとしました。それは決して悪いことではありません。いつまでも操り人形だと彼女も納得できないでしょうし彼女のファンとしても歌やお芝居以外の彼女の自己表現の場を待ち望んでいたはず。ASAYANという究極の国民のおもちゃ企画から時を経て自分を発信できる人間へと成長。彼女達を最初から見守ってきたファンにとっては最高の晴れ舞台だと思います。しかし過程よりも結果を求めることを優先する傾向が顕著になってきている最近の事務所の対応を見ているとそこに落とし穴があったのではないかなと思います。いつまでもファンを魅了し続ける安倍なつみという人間は当然ファンの琴線に触れる詩を書き上げなければならない。安倍なつみを美化しているであろうファンの期待に応えることがファンを裏切らない最前の策に違いないと。彼女自身もまたそう言った焦りを感じていたはずです
私だってこの日記を「いかに冷静にスマートな文章を書くか」なんてことを考えながらいつもPCに向かっていますもん。ハロプロネタに限らず、その対象物との距離感をいつも頭に入れて日記を更新しているつもりです。まあ高橋愛さんのことを書くときはかなり主観が入り混じったキモイ文章になることが多々ありますがwそれでも盲目になることは絶対ないと自分では思っています。高橋愛さんの基本に忠実で、軸が外側にある彼女のダンスが好き、恋INGから浪漫まで歌いこなせる彼女のボーカルが好き。冷たい言い方をすれば彼女の可能性を応援しているんでしょうね。性格とか容姿は二の次なのかも知れません。同じ高橋愛ヲタまで敵に廻したかもしれないw私の中では機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツ、初代で言えばザクだとかゲルググに惚れたようにモーニング娘。の特定のメンバーに惚れているんです。誤解しないで頂きたいのは彼女達に人間的魅力を感じないのではありません。2年前の横浜アリーナタンポポ畑を見て泣きましたし、安倍さん卒業コンサートでの新垣さんの涙は何度観ても涙腺が弛んでします。しかしそれ以上でもそれ以下でもないのです
社会的な生活を営む人間に理性がある限り、「スマートに生きたい」とか「虚勢を張ってでも自分を大きくみせたい」みたいな欲望は少なからず誰しもが持っていると思います。日本語で「偶像」を意味するアイドルという商売はファンから崇拝されるために資金を投資してでも虚勢を張ることが優先されます。多くの試練を乗り越え、数々の奇跡を起こし、洗練されてきたであろうモーニング娘。に所属するメンバーに対してファンも無意識のうちに潜在能力以上のものを求め、あるいは幻想を抱いてしまうかも知れません。そこで双方の利害得失が一致した結果の中に私達が想像する彼女達の姿が存在しているんだろうと思います。多くのファンは「メンバーはいつも自然体でいてほしい」と願いながらもどこかで幻想を追いかけてしまうのでしょう。メンバーの成長を促す刺激としては最高の方法なんでしょうけれどもね
例えば「笑顔」、例えば「歌唱力」、例えば「容姿」、例えば「売上」、例えば「マスコミの注目度」。そして今回の安倍なつみさんに要求された「創作能力」。万能でなければ安倍なつみにあらず、みたいな状況に追い込んだ直接の原因は何だったのでしょうか。7年目と言う時の流れかもしれません。感受性の強いキャラと定義した雑誌のライター。CD不況という外的要因もあるでしょう。
そんな現実に直面したとき、そこで等身大の安倍なつみさんを曝け出す勇気が事務所には必要でした。もちろん23歳という年齢はモノの善悪を判断しなければいけません。「判断できなかった」は通用しません。「判断しなければならない」年齢です。7年も芸能界にいるのなら尚更です。また事務所からの指示やゴーストライターの存在があったのであれば「慣例に従ったまで。周囲に流されました」、そんな安倍さんを誰が求めていますか?自己表現という場を与えてもらいながらなんらかの圧力に屈してしまっては本末転倒ですよね
グダグダ書いてきましたがこういう考え方もできます。結局のところ発覚しなければなんの問題もないんです。ここまでネットが発達し、誰か1人の目に止まってしまうと1日でとんでもないスピードで情報がネット上を駆け巡ることを念頭に入れて、ばれないような方法で他人の感性を盗作すればいいのです。発覚する可能性が1%でもあれば実行するべきではありませんでした
素人が見ても「こりゃダメだ」って愕然としてしまう今回の件は事務所と安倍なつみさん本人の甘えを露呈する結果になってしまいました。しかし安倍さんのファンであるならばどんな現実を突きつけられようとも徹底的に擁護するべきです。私が言わなくても当然そうされているとは思いますけれどもw何故ならそのほうが精神衛生上好ましいですから
私なら
「CDに刻まれた声は最新ミキシング技術によって加工され、歌番組では口パクという虚勢を張り、癖毛はヘヤーアイロンで真っ直ぐに、顔は業界トップのメイクアーティストによって肌荒れの酷い素肌が隠され、写真撮影時は異常なライトによってニキビ跡を飛ばし、さらにアイプチを・・・・・なのになぜ詩だけは着飾ることが許されないのか?だろ?」(特定のメンバーに対する誹謗中傷ではないので許してねw)
反論「他人の利益、または創作意欲を損なうから」
私「少なくともお前の利益を損なった事実はない」
反論「著作権というものが(ry」
私「そんなもん知らん」
こんな感じで