美勇伝『紫陽花アイ愛物語』

以前からこの曲のPVが気になっていた。ショートムービー風っていうか80年代にもっとPVが普及していたら当時のアイドルもこういう手法を間違いなく使ってたのではないかな
「こんな曲が完成しました。」と世間に報告するよりも、「今、このような曲を歌っている○○を是非応援して下さい。」ってのが当時のアイドルにとっては重要だった気がする。もちろん、その中から名曲もたくさん生まれたし、本人が主演する映画のテーマソングとして使われ映画も曲も大ヒット。○○と言えばあのシーン思い出すよね、ってことが数え切れないほどあった記憶がある。パッケージングして売り出すには最高の手法だということ。しかし、今ではそういうケースは稀な気がする。作品の重要なエッセンスだけを抽出して曲の長さに合わせてプロモーションビデオを作る。効率的だけどよ〜く考えたら強引だよね?時間が余ったり、逆に世界観を伝える為には時間が足りなかったりしないのかな?って
ただ本人がマイクの前で歌う、ちょっとしたカットインってのがハロプロ等の主流であり、またそれを「シングルV」という形で販売するんだからある意味清いのかも
ここまで書いてきて気付いたこと。『紫陽花アイ愛物語』のPVを一度もちゃんと観た事がないんだった。フレッツハロプロで触りだけ観ただけだった。まずい
ハロモニ披露時の衣装はかわいいかった。紫陽花の3色っていうかもう紫陽花そのもの。思わずかたつむりやカエルを探してしまうくらい。もう擬態の域。ただ、あのPVに出演時の衣装で歌ってくれよって思ったのは秘密
まあそれは置いといてこの曲は心地いいっすね。三・三・七拍子のリズムが日本人の深層心理に直撃する。作曲:編曲担当の角田崇徳さんを検索してもあまり情報が出てこない。元m-floのLISAのリミックスとか映画音楽をこれまで手がけてたらしい。まだ24歳と若く、これから幅広く活躍する人だろうか。売り出し中の人にとってはハロプロは良い素材だと思う。曲の評価が聞き手からはあまり返ってこないだろうけれど、逆に思い切って自由にやれるんじゃないかな。つんく♂さんもそういう「俺が育ててやってん」系は好きそうだし。真ん中に大御所プロデューサーらしい人が介在されてるらしいけれど、今後また彼の作品が他のメンバーやユニットでも採用されればいいなぁと思ってる
この曲を最初聴いたときやっぱJITTERIN'JINNを思い出した。そうWhiteberryもカバーした『夏祭り』。それを頭に入れて何度か聴いていると、浴衣着て3人で『夏祭り』をカバーしたら結構いけるかも、という結論に達した。状況描写をタンタンと歌っていくあの曲が私は好きだった。彼女達が表現したい世界と合ってるんではないかって単純に思ったのもある
ひとつ気がついた点は、この曲って三好さんのキーに合わせた気がする。とすると梨華ちゃんが辛い。実際辛かったwでもね、楽曲に関しては三好さん中心ってのが本来美勇伝のあるべき姿だと思う


さて、残りはあやや午後の紅茶新CMくらいかな。これでやっと最近の話題に追いつけそうだ。最近モーヲタブログではガッタスネタ一色で私もブームに乗りたいのだけれどこればっかりは参加して現地で観戦しないことには「優勝おめでとう」で終わってしまう気がして臆病になってる私がいる