イラク邦人人質殺害事件

毎日イラク関連のニュースを見なければそろそろ日本人も忘れてしまっているかもしれない例の事件。大変痛ましい決してあってはいけないことが起ってしまったわけですが事件発覚当時、日本人の半数以上が心の中で呟いたであろう「自業自得」。私のような若輩者には政府の対応が悪いとか、24歳の彼の判断ミスだとかをココで発表するほどのイデオロギーも持ち合わせていませんし冷めた言い方をすれば他人事
ただ批判覚悟で書きますが、ネット環境がある私にとっては彼の死を無駄にしないためにも挑戦しようと決意したことがありました。それはネット上に流れた例のビデオをこの目で見る事。そして心に刻み付けること
当然ながら私はその手のマニアではありませんし、ヘタレな私はあのようなシーンは気絶ものです。しかしながら私は自分の意志で見ました。「見てしまった」のではなく見ました。興味本位ではないと言い切ることはできないかもしれませんが、この目で現実を見てみようという思いが勝ったのも事実です
感想なんて彼の死を冒涜するみたいでとても書けませんが確実に学んだことは、日本で生活しながらなんとなく肌で感じている海の向こうの世界って想像以上に混乱していること。実はその世界は結構身近な問題だったこと。遥か遠くにあると思っていた災難が実は薄い壁一枚隔てたすぐ隣にあるかもしれないということ。しかしその状況を故意に把握しようとしない自分がいるんですよね。彼にはいろいろ教えて頂きました。大変つらかったでしょうがやすらかに