モーニング娘。DVD『The BEST of Japan夏〜秋04'』

現場にめったに出向かない私みたいなものにとっては最高のライブDVDなんですが現場系の人にとっては演出とか選曲とかの面ではイマイチ評判が良くない様で。あくまでDVDの質を語ることが私の目的なんですが現場で見た人からすればいつも通りの平凡なライブだったんだろうなと思います。以前、旭川市旭山動物園*1を例に挙げてコンサでのメンバーの見せ方を工夫すれば観客も満足できるのでは?と書いたのですが残念ながらそういう演出は今回はなかったようですね。春コンにおけるセンターステージのようにもっと新しい試みをドンドンやっていかないと現場離れはもっと深刻になるような気がします。すでに卒業とか加入とか新ユニットという話題だけではサプライズ当日以外に現場に人を呼ぶことはさすがに不可能なのですからもっと柔軟な姿勢がほしいですよね
例えば卒業メンバーがいるならば毎公演そのメンバーが思い入れのある曲を一曲披露する。当然毎公演曲目が異なりイントロが鳴るまでファンには秘密。通常公演ならば在り来たりですがゴンドラやクレーンを使って後ろのお客さんにも目線が合うくらいの至近距離でメンバーを見てもらうとか。少しの設備投資をすればファンが喜ぶような演出が可能なんだと思うのですがそう簡単なものではないのかなと歯軋りしたくなります
まあ現状を憂うのは事務所の幹部の方に任せて私は部屋でDVDを鑑賞して楽しむことが仕事ですから個人的に鳥肌が立ったポイントなどを

今回はこれにつきます『恋ING』。言わずと知れた『GoGirl〜恋のヴィクトリー〜』のカップリングです。この名曲が映像化されたことに最高の価値を見出せるのは間違いなくディープなファンのみ。こういう感動を是非多くの人に伝えたい、理解してほしいなどという屈折した感情まで湧いてきますwイントロが始まってしばらくするとセンターへ歩き始める3人。間奏中の高橋愛さんの超絶クネクネダンス。終了後に立ち尽くす12人のシルエット。そして『Happy Night』と続く曲構成もなかなか面白かったと思います
さらに脚フェチにターゲットを絞ったような美勇伝恋のヌケガラ』のカメラワークも最高。白雪姫の7人の小人のような衣装でハピサマ→抱いてHOM→サマナイを若いメンバーと一緒に歌わされる矢口さんの羞恥心を感じながら見るのも楽しいですよ。あとはミスムンのミキティがすごいことになっていました。彼女は娘。の過去曲パート割りにおいて天職を見つけたかもしれません
少し気になったところは田中さんの歌唱力が今一歩伸び悩んでるのかなと。表現力はすごくある子なのにあと少し歌唱力が追いついてこない。しゃぼん玉のような曲だと田中さんの魅力爆発ですが、抱いてHOMのような他のメンバーと歩調を合わせるべきところではボロがでてしまっている気がします。将来は娘。の曲においてベースを担当するであろう田中さんなのでもう一皮剥けることをつんく♂さんもも期待しているはず。そのあたりを3月発売の『モーニング娘。×つんく♂2』で確認できればいいなあ
辻ちゃん加護ちゃんが抜けたってのはステージングにおいても大きなポイントだと思うんですよね。今まで人を喜ばせることに関して彼女達は飛びぬけてプロ級の仕事をしていたわけです。ボードに反応するとか以外でお客さんを楽しませることに全力を注いでもらいたいですね。歌やダンスに関しては歴代最高メンバーだと思いますので
あと仕方ないことですがDVDでは後ろの大型スクリーンがウザい