飯田圭織さん卒業

私はモーニング娘。に物語性を感じるタイプではないんですよ。それは自分の怠け癖が影響しているのかもしれないし、もしかしたらモーニング娘。をそこまで好きではないのかもしれない。「卒業する誰々の魂は誰々に受け継がれる」とかそういう類の話は苦手。隙間から漏れる情報を繋ぎ合わせ、パズルにおける行方不明なポーションは勝手な妄想で補完するという作業はそこに価値を見つけ出すことが私にはできないのです。まあ願望とか予想を書くことで精一杯
というわけで歴史に裏打ちされたストーリーの中で飯田圭織という人を見つけ出すことは自分には不向きだし、また日曜日の卒コンにも参加していないので現場の空気を感じ取ってそこに飯田さんの生き様を思い描くこともできずにいます
もちろんモーニング娘。にとって飯田さんの存在が果てしなく重要だったことは熟知しているつもりなんだけど外からしか観察できない私達にとっては『ハロモニ』でどうせ共演するだろうし、あるいはハロコン毎に集まって下手すれば同じ楽屋で今までのようにワイワイ雑談してるんじゃないか、いやそうに違いない、と今までとは違った立場になってもメンバー達を怒ったり慰めたりといろいろ助言してくれるものだと錯覚してしまっている部分もあるのではないでしょうか
つまり卒業という行為自体を神格化できなくなりつつあるってのも本音としてあったりします。これは明らかにUFAの失策だと思います。ただ自分の経験から言わせてもらうと部署が変わることは想像以上に元の部署とは疎遠になることもまた事実です。いったん担当から外れてしまえば他の部署の部下を評価することなんてほとんど出来ません。外見的評価、例えば業務効率や業務内容の正確さは判断できても彼の仕事に対する姿勢や日頃どれだけ努力しているかなど内面的評価は決してできないものです
うまく書けないけれどそういうメンバーのメンタルな部分を評価してあげる他のどの先輩にもなかった才能が飯田さんには備わっていたのではないかなと今回の卒業関連のニュースや卒業の特集を組んだ雑誌からチラっと見えました
卒業と加入を繰り返すことをグループの「売り」として今後も活動していくのであれば、そこには入れ替えのマンネリ化というジレンマが待っています。新しいリーダーの役目はまず新生モーニング娘。としての枠組みを明確に打ち出すことですよね。リーダーなんて嫌われるのが仕事みたいなもんですから、56期メンバーの共通の敵として存在することで逆にメンバー達の連帯感が生まれる。そこから生まれるパワーに期待します。そういう小芝居を最初から矢口さんには仕掛けてほしいなぁ
更に予想通り新メンバーオーディションが開催されることも発表。「あぁまたか」って思うようではヲタ失格かもね。
というように今後もいろいろありそうなモーニング娘。ですが飯田さんにはこれから自分の本当にやりたかった活動を事務所にやらせてもらえればいいですよね。その合間でもいいですから、がんばってる娘。メンバーがいたらそっと気付いてやって後で褒めて上げてほしいなと思います

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