肉汁

彼の家でパソコンゲームなどをして遊んでいると月に1度くらい彼のお母さんが「ねぇ、おなか減ってる?」と彼の部屋にいる私に聞きにきてくれました。私は照れくさそうに「ハイ」と答えます。たとえおなかが減ってなくてもとりあえず「ハイ」でしょう。お客さんがあまり来ず肉があまり気味なのか息子の親友である私への感謝の気持ちなのかはわかりませんがステーキをごちそうしてくれました。これがうまいんですよ、もう子供ながらに涙が出るくらいに。最高級の牛肉、炭火での絶妙的な焼き加減(ミディアムレア)、秘伝のソース。餃子の王将がごちそうであった私にとっては悶絶したあとに叫びたくなるくらい美味しいものでした。やはりお金を出せば美味しいものが食べれるんだ(お金払ってないけど)とガキながらに思いました