人となり2

NHK主演ドラマ「ブレーメンの音楽隊」での撮影シーンでの出来事
これはディレクターの日記に書いてあったそうです。相手役とのからみのシーンで相手の迫真の演技に感化されて泣いてしまったそうです。相手が涙をためていたのに刺激されてもらい泣きをしてしまったとかw
ディレクターの日記には『そういう普通の感覚を維持できるというのは、ある限られた人にしかできないことなのだ。そういうなにかを人は「才能」と呼んだりするのだ。』
これを読んで私は少し戸惑いました。そしてヲタのイメージ通りすぎて笑ってしまいました。ONAIRではどういう場面として放映されるかわかりませんが状況を判断する限り、彼女には涙を求められていないのですから。恐ろしく素人なのか感情移入しすぎてしまう性格なのか?あきらかにファンには届かない舞台裏で涙を流す(仕事が辛いとか自分に納得できないで泣くとかは別で)余裕って大切だと思うんですよ。彼女にとって視覚から入ってくる情報が一番刺激されるみたいですね。見たものを鵜呑みにしてしまうんでしょう


ここで私の個人的解釈をw
感情の起伏を常に求められる芸能界病という考え方もできると思いますがしかし2つのエピソードの涙の種類には大きな差があると思うんですよ
コンサートでの涙は泣くと収拾がつかなくなる大切な場面で泣き出しそうになってしまった自分が悔しくてさらに涙が出てきたんじゃないかと。確かに感動的な演出の中でその中心にいる自分という状況に負けてしまったと解釈するべきですがプロとしてそんな自分の醜態を晒してしまったことが彼女にとって許せなかったんじゃないかなと思います。つまりプロとして自覚を持っている自分と周囲に感化されやすい自分がいて彼女の中で常に戦っているんです
しかしいつも素の自分に負けてしまう自分がいて結果的に悔しくて泣いてしまう、みたいな。そういうジレンマを抱えつつ真面目な性格の彼女はこの気持ちを他人に話すようなネタではないんだろうと自己処理している(たぶん、たぶんだけど高橋さんは自分の人間性というか魅力を人に伝えるのは下手)んだと思いますね
他のメンバーも同じような問題と戦っているのが普通でこれはアーティストとして当然の悩みと勝手に思い込んでいるといったほうがわかりやすいでしょうか
つまり彼女はプロ意識を持ち合わせているように周囲にアピールしたいという欲求が強すぎて不自然な自分を認めたくないんじゃないかと。しかし素の部分の魅力を芸能人としての魅力に昇華させる技に目覚め(周囲の影響を受けて)、自分をコントロールして行くことに必死に挑戦している段階の途中なんだと思います