さくら組DVD

旬はとっくに過ぎていますが粘着気味に感想を書いてみたいと思います
正直に白状しますがおとめ組は購入していません。この時点で今回のレビューはインチキ臭いかもしれませんね。やはり2枚視聴してから比較検討、あーだこーだ言った方が筋だと思います。UFWさんも当然それを臨んでるでしょう。その為に分割したんでしょう。しかし、7000円強の出費はやっぱり、ねぇ?以前にも書きましたが私には5000円の壁が存在します。2枚まとめ買いすると5000円にする気がなかったUFWが悪いですね、間違いなく
一曲ずつ評価するような力量もないしメンドクサイので買って良かったと心から思った場面を何点か
まずはオープニング。確かに静か。『さくら満開』の発売以前の収録ということもあり、観客も少し戸惑い気味。せめて3月の収録だったらもう少し会場全体の雰囲気も変わっていたかもしれません。しかし、これ観れば観るほど中毒になりますよ。私の場合ワイヤレスヘッドホンで大音量で聴くことが多いのです。よってそれなりに重低音が身体にズシズシ響いてきますし、映像も狭いステージの割には凝ったセットですのでこれから始まるコンサートのわくわく感は十分に伝わってきます
『壊れない愛がほしいの』、今回のスペシャルはここかな。紺野さんの「come come come」、亀井さんの「an!」「オーナイロン」この部分を聴けただけでファンとしては筆舌に尽くしがたいものがあるはずです。重度なファンにしか理解できないおもちゃ箱って感じのステージですよね。私的に最高の瞬間はですね、始まって1分45秒くらいの高橋愛さんと加護ちゃんのツーショットですね。時間的には0.5秒あるかないかのほんの一瞬なんですが、カメラマンさん、よくぞ抜いてくれた!と叫びたくなる瞬間でした。できればこのメンバーで『GET UP!ラッパー』も観たいと思ったのは私だけではないはずw
他のメンバーには失礼な話ですが加護ちゃんと高橋さんの『モーニングコーヒー』を演りたいが為に安倍さんを含む8人のさくら組が結成されたのでは?と思えるほどの完成度だと断言します。2003年10月の娘。コンサートでの飯田さんと安倍さん、二人っきりバージョンと比べると当然見劣りしてしまいますし、モーヲタが好きな言葉「オーラ」も確かに感じませんwしかし歌唱力では決して負けていないのではないかとも思います。原曲を発売した当時の5人のメンバーが1人もいないにも関わらず、ファンの声援のタイミングにしろ、盛り上がり方にしろ、当時と寸分の狂いもないわけですよ。これを披露した瞬間にアップフロントの凄さというかモーニング娘。というシステムが正解だった証明になると思います。当時のメンバー不在の中で普通にセットリストに組み込まれ、普通にファンが受け入れている(中にはそうでない人もいるはずですがw)。これって今までのアイドルグループでは想像もできなかった凄いことだと思うわけです。ここにさくら組の存在意義があり、アップフロントの戦略が見え隠れしているような気がします。その逆のベクトルを表現しているのがおとめ組でしょうね
恋愛レボリューション21』間奏中における高橋さんの腰のグラインドシーンで何度もリピートしてしまうのは私だけの秘密として、このDVDで最高に感動した場面は『そうだ!We’ are ALIVE』吉澤さんの「平凡な私にだってでっきるはず♪」。確実に鳥肌が立ちます。歌詞と歌い手の微妙な距離感が素晴らしい。うまく表現できないんですが吉澤さんが歌詞に自分の本心を込めて歌い上げているのが伝わってくるんです。本来安倍さんのパートだったと思いますが、吉澤さんは超越していたように思います。落ち込んでいるときの私なら一発で目がウルルン滞在記です
他にも『LOVEマシーン』の新垣さんとか、相変わらず素晴らしい矢口さんの『晴れ 雨 のち 好き』における光線系高音ビームとかたくさん見所、聴き所はありました
問題はMCですね。人数が多い、公園回数が半端じゃない、卒業のためにフォーメーション変更が多い、この3点の為にMCが相殺されてしまうんでしょうね。本来、個性を出すために決まりきったMCを「言う」というか「発表する」のではなくて、その場の感情に任せたグダグダなトークの中にファン自らがその子の個性を見つけ出すものだと思うんですよね
もう二度とないかもしれない分割コンサですがはっきりとした輪郭があるものを残せて大成功だったですね、というのがDVDを観た感想です

仔犬のワルツ』も書きたかったw更新しないからネタに煽られ気味